プルデザインの店長ブログ: 8月 2012  

2012年8月9日木曜日

ジョニーウォーカーの原酒を味わう。


ジョニーウォーカーのモルトに、
使われている事で有名なタリスカーとカドゥーを、
シングルモルトで飲んでみました。

タリスカーはピーティで潮っぽく、
甘酸っぱい果実の様なフレーバーを持っているシングルモルトです。
タリスカーの一番の特徴は、
45.8度というアルコール度数にあると思います。
一口目はピーティなフレーバーが舌の上で爆発しますが、
二口目には甘酸っぱい果実の様なフレーバーが顔を出し、
なんともいえない親密感を感じる事ができます。

ジョニーウォーカーの父という感じですね。

一方このカドゥーは1811年から密造されてたと言う名酒です。
最初の飲み口の印象は、
ジョニーウォーカーの母って感じです。
ジョニ黒の甘く華やかなアロマと、
ピュアでまろやかな蜂蜜のフレーバーを担当している。
そんな感じのモルトです。

ジョニーウォーカーは、スペイサイドのカドゥー、モートラック、
スカイ島のタリスカー、
ハイランドのクライヌリッシュなどのモルトを中心に、
約40種のモルトとグレーンをブレンドしてつくられているそうです。

いづれにしろ世界のジョニーウォーカーの原酒を、
グレーンウィスキーを入れない状態で味わう。

これは贅沢です^^

バカラ グラス名入れとは!

2012年8月8日水曜日

オールドNO.7の秘密ジャックダニエル

ご存知テネシーウィスキージャックダニエル。
ボトルに輝くNO.7の秘密を知っていますか。

アメリカ最古の蒸留所ジャック・ダニエル蒸留所は、
1866年に開業しました。

ジャック・ダニエルはルター教会の牧師であり蒸留所のオーナーであった、
ダン・コールから、
テネシーウィスキー独特の製法である原酒を樽詰めする前に、
サトウカエデの炭で濾過する「リンカーン郡製法」を学びました。

それがジャックダニエルオールドNO.7のベースになっています。

ジャックダニエルもまたホロー(洞くつ)から湧き出す、
冷たくきれいで鉄分を含まないケーブ・スプリングの水でつくられています。
この水は通年、毎分800ガロン、摂氏13℃の一定温度で流れており、
鉄分がいっさい入っていません。
これが、この蒸溜所が当初この場所に設立され、
以来同じ場所に存続し、
オールドNO.7のが世界に認められ続けるもう一つの秘密です。

ジャックダニエルオールドNO.7が世界に認められたのは、
1904年、ミズリー州セントルイスで開催された万国博覧会で、
オールドNO.7が世界各国のウィスキーの中で金賞を受賞した事が始まりです。

オールドNO.7の逸話は多数あります。

一つは、ジャックダニエルオールドNO.7は、
一説によると、ジャック・ダニエルのレシピは、
ジャック・ダニエル氏の7番目の試作品だったそうです。

本当は、彼はまだ8番目を作っていたのかもしれません。
ジャックダニエルオールドNO.7は、たまたま時間切れで、
万国博覧会出展され金賞を受賞した。
そんな仮説もジャックダニエルを語る上では大切なレシピになっています。

真実を知っているのはジャック本人だけですが、
でもこれが本当だとしたら、
ジャックの8番目のレシピがNO.7を上回っていたとは限りません。

バカラ グラス名入れとは!

2012年8月6日月曜日

口コミバーボン メーカーズマーク

口コミで世界的なブランドとなった、
メーカズマークです。

サミュエルズ家に代々伝わるバーボンに飽き足らず、
自らバーボンの製法を焼き捨て、
世界に通用するバーボンを目指し、全く新しいバーボンにチャレンジした、
ビル・サミュエル・シニアがメーカーズマークを生み出したのです。

彼が最初に手を付けたのが、
伝統的なバーボンが使っているライ麦に変わる原料を探す事でした。

彼は何種類かのグレーン(穀物)を試すためにまずパンを大量に焼きました。
その味覚の違いで冬小麦に目を付けました。

そして次に探したのが蒸留所。
彼が探し続けたのは「鉄分を含まない天然水」でした。
探し続け、たどり着いたその場所は、
ハッピーハロー(スターヒルファーム)にウィスキー造りには最適と言われる、
ライムストーン・ウォーター「鉄分を含まない天然水」、
ビルが求めるバーボンに適した水が、
廃屋同然の小さな蒸留所で見つかりました。

そして彼は今迄、頑に拒んできた、
サミュエルズ家の伝統をたった1つ残しました。

それは、
「最高の材料を使って人の手で作れる少量生産を守る」、
ということでした。

そしてもう一人このメーカズマークを成功に導いた人がいます。

サミュエルズ・シニアの妻マーシーの存在です。
彼女は夫のこだわりを、
世界中の人が見て分かる様に独特なデザインを提案します。
それがコニャックのボトルをヒントにした赤い封蝋と、
メーカーズマーク「製造者の印」という、
夫のバーボンの自信と誇りを表現したブランド名です。

メーカズマークは小さな蒸留所である事を逆手に取った、
手作りバーボンと、妻マーシーの独特のデザインとネーミングで、

小さな蒸留所には不可能と思えたマーケットの開拓を、
ほとんど口コミで広げた奇跡のバーボンメーカなのです。

バカラ グラス名入れとは!

2012年8月1日水曜日

アイラ ブナハーブン12年

村上春樹の著書の
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」では、
ブナハーブンの事を、この様に表現している。

以下引用

淡い闇の光の隙間を細く繊細な、
指先でたどるピーター・セルギンの、
「コルトベルク変奏曲」を聴きたくなるような、
穏やかな宵には、かすかなブーケの香が漂う、
ブナハーブンあたりを、
ひとり静かに傾けたいところである。

と、かなり想いのこもった解説をされている、
ブナハーブンを飲んでみました。

以外にもアイラのモルトとは思えないほど、
ピーティな味わいではなく、
その繊細な味わいはロックで飲むとアロマが飛び、
ティストも良く分からなくなるほどです。
トワイスアップやストレートで飲むと、
やはりフレッシュな花の様な香が印象的です。
ボディ自体に厚みはないんですが、
なんとも言えない複雑で奥行きのあるテイストが、
口の中で広がります。

ちょっと今まで経験した事のない風合いがあります。
「コルトベルク変奏曲」を訊きたくはなりませんでしたが、
ミュージックステーションの録画を見ながら、
美しく沈んでいく夕日を見ながら美味しく頂きました。

バカラ グラス名入れとは!